シャリが再び主役と躍り出た。佐藤シェフは自身の代名詞である熟成調味料「赤酢」を調合し、複雑な酸味を重ねました。一方、上野シェフは当日の魚の脂の乗り具合と飯の水分量に配慮し、握り寿司一つひとつに最適な圧力を加えることで、寿司飯調味の「黄金比率」を完成させたのです。 魚の熟成から塩漬け、包丁さばきに至るまで、二人のシェフの無言の連携によって洗練され、味と食感の完璧な調和が生まれました。
4日間それぞれに異なるおまかせメニューが用意されています。佐藤シェフと弟子との間に生まれる流れるような呼吸が、料理の味わいのみだけではなく、一貫ごとに宿る静かな集中力と完璧なタイミングまでも感じさせる体験をもたらしました。