「Awakening」特別展

MGMの「Awakening」特別展は、「アート・マカオ：マカオ国際アートビエンナーレ2021」の中核となる企画のひとつです。キュレーターのカルヴィン・ホイ氏はライオンをモチーフを通して、マカオの歴史や文化に根差したテーマを現代アートで表現しました。パンデミックを乗り越えた今、自分たちの文化に対する誇りや自信を表現するものでもあります。

中国の現代アーティスト、シュエ・ソンとリウ・グオフーは、ライオンのイメージから着想を得た新作を制作しました。展示ではそのほかにも、サイ・グオチャン、ワン・ホワンシェン、リウ・ジエンホア、ユー・ヤン、ユエン・ジャイ、クロエ・ホーといった著名アーティストの重要作品など、様々な会長コレクションをご覧いただけます。また、清朝時代の皇帝絨毯「五獅図」も展示されています。これらの壮麗な作品は、古くから続く芸術伝統と現代の表現を行き来しながら、新しい視点や未来への想像力を観客に広げてくれます。

「蘇生-美獅家族がパブリックアートパーティー開催」

ゲストに前向きな気持ちになってもらえるよう、「Art Macao」が掲げる 「To Create for Well-being(暮らしを豊かにするアート)」というテーマにあわせて、彫刻家ホン・イーはパブリックアートプロジェクト “MGM Lion Party” を公開しました。緑あふれる Nature’s Art エリアに展示された作品は、見る人が自然と笑顔になり、環境への思いやりも感じられるような世界観を描いています。本プロジェクトでは、ホン・イーの代表的な動物シリーズの中から、初めて制作された Mr. and Mrs. Lion(MGM Lion Family)が登場します。さらにほかの12体の動物の彫刻と一緒に、にぎやかなパーティーの雰囲気をつくり出し、子どもから大人まで幅広い年代の方に楽しさと笑顔を届けます。

大湾区アートシンポジウム ― 中国文化の“覚醒”をテーマにしたトークセッション

同日、MGMシアターでは約300名を迎え、「大湾区アートシンポジウム ― 中国文化の“覚醒”をテーマにしたトークセッション」が開催されました。フェニックス・アート共同創設者で編集長兼副社長のシャオ・グーが司会進行を務め、パンジー・ホー、カルヴィン・ホイ、ワン・ホワンシェン、リウ・グオフー、シュエ・ソンなど多くの著名人が登壇しました。シンポジウムでは、中国のアートと文化をどのように受け継ぎ、未来へ発展させていくかについて、最新の中国アートの動向を踏まえながら活発な意見交換が行われました。なお、このシンポジウムのライブ配信は、延べ135万人以上に視聴されました。