毎年10月、マカオの街には太鼓のリズムが響き渡ります。媽閣廟前広場で開幕した「2025 MGM杯・第12回ライオンダンス国際大会」は、歴史ある媽閣廟前広場で、獅子舞の迫力が一気に会場を包み込みました。
競技を超えた、圧巻のライオンダンス・ショー
10月4日・5日の2日間、13の国と地域から21チーム・約260名が出場し、それぞれの限界に挑みました。高さ6メートル超のポール上で、1.8メートルの距離を跳び移る度に、観客の心臓が掴まれるような緊迫感が会場を包みます。最終的に、卓越したチームワークで"ライオンキング”の称号を手にしたのは Foshan Nanhai Huangfeihong Zhonglian Cable Lion Dragon & Martial Art Association - Chinese Dragon & Lion Dance Sports Association。2位はシンガポールのSingapore Yiwei Athletic Association、3位はミャンマーのMyanmar Long De Chuan Ren Dragon and Lion Dance Associationが獲得しました。
女性部門、ユース部門、ジュニア部門も見応えある演技が続きました。選手たちはポールの間を縦横無尽に飛び交い、息を呑むようなフリップや宙返りを連発。その勇気と集中力に、観客は魅了され、南派獅子舞の魂を全身で感じるひとときを過ごしました。
もともと祭礼の儀式だった獅子舞が、いまでは若い世代がアレンジを加え、ダンスや演技、ストーリー性が取り入れられるようになっています。街の観光・文化イベントとして多くの人が獅子舞を楽しみ、
地域や文化をつなぐ新しいパフォーマンスとなっています。
どれだけ技が進化しても、獅子舞が持つ伝統の魅力は今も変わらず息づいています。
街の文化イベントへと広がる獅子舞
大会期間中には、マカオ・バラ地区で「ライオンダンス文化ウィーク 2025」が開催され、東アジア各地のチームが集まりました。中国・湖州、日本・鎌倉、韓国・安城のチームが参加し、文化交流パフォーマンスやワークショップを実施。中国・日本・韓国のライオンダンスチームが同じ舞台に立つのは今回が初めてとなり、マカオは国境を越えた文化交流の場となりました。